TITLE OF TITLE

美術作家 樋口朋之

桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年みてきた

例年より早い梅雨いりでこの雨の降り方。

なんかおかしな天候ですが、明日で桑原甲子雄の展覧会は終わってしまう。

 

先日、あべくんに「ひぐちさんひとの作品見ないでしょ」と図星を突かれすこし後ろ暗い気分になってもいたので大雨にも怯まずバスに乗る。

f:id:dubpainting:20140607133102j:plain

 

用賀の交番で砧公園までの道を尋ねる。その横を美術館行きのバスが通り過ぎる。

 

数年ぶりの砧公園。

数年ぶりの世田谷美術館

f:id:dubpainting:20140607133739j:plain

 

最後にいつ来たか思い出せない。

 

f:id:dubpainting:20140607133857j:plain

 

大雨すぎて安物の傘内側から雨漏り。

 

f:id:dubpainting:20140607134106j:plain

 

公園でぼんやりすることがなくなって暫くすぎた。

若い頃は航空公園で随分過ごした。あの頃は知らないことが多すぎた。

そんなことを思い出す。

 

f:id:dubpainting:20140607134059j:plain

 

 

桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年」

f:id:dubpainting:20140607134313j:plain

トーキョー・スケッチという素敵な言葉そのままの素敵な作品。

空気、歴史、風俗、記録、構図、どこまでも広い空と明るさ、インチキくさいおっさん。

いい写真って畳み込んでくるように情報が詰まっているように感じる。

まあ、けっこうな波状攻撃な訳です。

 

印象的だったことは展覧会最後のカラー作品で作品に変化が感じられること。

それはモノクロからカラーへの変更という表面的なことではなくて。

それまでの非凡なスケッチから強い意思を感じる作品になっているように感じ。

作品が進化するというよりシフトチェンジしたような印象。

f:id:dubpainting:20140607134021j:plain

 

以上。

 

桑原甲子雄の写真

トーキョー・スケッチ60年

2014年4月19日~ 6月8日まで

於:世田谷美術館
住所:〒157-0075世田谷区砧公園1-2